零細以下ひとり組織のアレイアミュージック6周年

1996年に始めたアレイアサックスカウンシル(現在はアレイアミュージックカウンシル)を母体とし、
その後音楽制作やイベント企画、運営、演奏、パフォーマー育成などレーベル・オフィス部門をあわせ、
アレイアミュージックと名乗り始めたのが1996年7月。
たいしたちからもなく、たいしたこともできず、有名になることもなく、
細々とやっていますが、主宰の私の唯一良いところはしぶとくあきらめないところ。
やめなければ続いていけるので、やめるという選択肢はないです。
おかげさまで、何とか6年を生き延びることができたのは、ひとえにもふたえにも何よりも皆さまの愛とお情けのおかげです。
感謝しかありません。ありがとうございます。

明後日は参議院選挙です。
福島の原発事故、安保法案、憲法九条の改正論、
起こらなくてもいいこと、必要ないのに、わざわざやらなくていいことをやる。
そんな中、まったく関係ないけれど、とてもとても不条理な経験をしたことが自分の転機にもなり、
世の中のことをもっと知りたいと思うようになり、自分なりに少しずつ学んできました。
そして数年前から、事実上たったひとりでコツコツと活動している国会議員に注目するようになり、今日に至りました。
その間、多くはない聴衆しかいなかった彼の街頭演説は、だんだんその数を増やし、
今や大都市の駅前に大群衆を集めるまでになりました。

私は、ずっとひとりで仕事を切り盛りしている個人事業主です。
ただ単に能力が足りなかったこと、組織に属するチャンスとタイミングがなかったことも大きいですが、
気がつけば譲れない自分のテーマもでき、ポリシーもあります。
器用でないから、あまり人に使ってももらえません。
そんな風だから、自ら仕事を作り、生きていく方法しかなかったのです。
正直何をやるにしても、個人で太刀打ちしていくのは至難の業です。
一日一日を精一杯生き、真面目にやっているけれど、基本いつも苦しく楽にはならないです。
今時音楽で、しかも個人で何かしようというほうが無理なのです。
わかっていますが、それでもいつも希望を持って、かつ、もっと音楽において自分ができることがあるはずだ、
そう思いなおしてまた明日を頑張る。
そうしているうちに、教室は23年を過ぎました。
続けて来られたのは、そう、存在を見つめてきた山本太郎さんのキメ台詞、「力を貸して」くれるひとたちがいつもいたからです。
個人だろうが、組織だろうが、結局はその人が持つ実力以外のなにものでもないのですが、
そんな自分だからこそ、たったひとり孤軍奮闘していた太郎さんに自分を重ねあわせている部分も大きいと思います。
私がやっていることは、ちっぽけでつまらないことですけれど。
でも、誇りを持って一生懸命やっています。

気がつけば、駅前の飲食店はチェーン店ばかり。
個人経営のお店を探すことの難しさ。
個人で仕事ができない世の中に、精一杯抵抗しています。
それでも日本を支えているのは、零細企業、中小企業です。
そんなひとたちも、良い仕事をして暮らしがたち、少しでもいいからゆとりのある日々を送れる。
そんな世の中になってほしい。
戦争をしないでほしい。
70年間戦争をせず、どこからも攻められなかった日本。
そんな想いで、投票日前日の明日は、私にいろいろなことを考えるきっかけをくれた人の姿を見に行きたいと思います。
これからもアレイアミュージックカウンシル、アレイアミュージックをどうぞよろしくお願い致します。

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